
カルカシュー水路 (Calcasieu Ship Channel)
桟橋を走り抜けると、カルカシュー水路が横手に見えてきます。この水路は内陸に34マイル入り込み、全米で12番目に大きい港町、レイクチャールズの港まで続いています。毎年1,000隻以上の船が水路を行き交いします。
水路の向こうに見えるパステル調の建物は、レイクチャールズの水先人用の住宅錬です。水先人は、世界各地からやってくる船舶に乗り込んで船長に運航情報を提供します。霧、視界が悪くなる暴風雨、突風、潮流など、水路には様々な危険要素が潜んでいます。米、小麦、その他の食糧品、林産物、アルミニウム、液化天然ガス、石油製品などの貨物が水路を使って運送されます。
船上に背の高いタワーが突き出した船にお気づきかと思いますが、これはジャックアップ式の掘削装置で、掘削プラットフォームのベースや、その他の沖合いの建造物や長い橋の建設などに利用される特別なバージ船です。タワーは海底に打ち付けられる脚の部分に当たります。4つ脚のタワーもありますが、建造物を水平に保ちやすいことから3つ脚のタイプがほとんどです。
ここではサプライボートも行き交いします。サプライボートの長さは65~350フィートと幅広い種類があり、沖合いの石油プラットフォームに物品や人員を運送します。貨物の中身は、掘削作業に必要なディーゼル油、水、化学薬剤などです。
石油生産に関連していない船舶では、商業用からレジャー用まで様々なタイプの釣り船、海洋貨物船、タンカー、これらを誘導するタグボート、水先人ボートなどが見られます。